『定常波』について

《 定常波とガイドの関係 》

令和6年7月吉日

 

世間には、素晴らしい「ガイドチャート」(ラインを通すガイドの配置図)が出ていますが、当方では「脈竿」を作るうえで『定常波』にも目を向けています。

これは『振幅の連鎖』のことで、物理の世界では「大きく振れる部分を『腹』」・「振幅してない箇所を『節』」と呼んでいます。

これが、ロッドにも似たような形で潜在している場合があるのです。(ラインを通さず、竿のみで速振りしてもらうと現れたりします)

ここで、皆様「(フラ)フープ」という遊びをご存じですよね?(リングを腰等で回転させることにより地面に落さない運動)

これをガイドのリングに「逆視」したならば、ブレのあるガイドというのは、中を通るラインにブレーキをかけてしまいます。

このことをかんがみると、少しでもブレていない『節』のような部分にガイドを付けたくなりますよね。。

また、『腹』にガイドを添わせれば、ラインの追従性が高まりロッドのブレ抑制につながると考えられます。(ラインを通したら別物と言われるゆえん)

そして、「理想的なガイド配置」と「ブレ取り作業(バランス調整)」を融合施せたなら、より「ラインスムーズなロッド」の完成が望めることでしょう!!

今回は、ロッドの『振幅』等について書かせていただきましたが、ガイド位置などブレにまつわる話は(奥が深すぎるので)少しづつお伝えさせてください。

 

歓喜共有 中島広喜

 

余談~表バナーボタンの「クワガタ」写真は、こんな「渋いアクセントカラーのラッピング(デザイン)も良いのでは。。」と虎渓山永保寺で撮影してきました。