カノンリズム

《 「カノンリズム」と「ソリッド竿」 》

令和6年8月吉日

 

みなさま「パッヘルベル」の『カノン』という曲をご存じでしょうか?

この名前を知らなくても、ひとたび耳にすれば、どこかで「聞いてた!」という方が多いのではないでしょうか。。

この曲は「カノン進行」などと人々に愛され「癒し効果」があるとされています。

私も、この曲が大好きで「『己の人生』において “不可欠” 」とさえ思ってます。

・そんななかで

竿の製作は、とてつもない時間と集中力が必要です。

一つ間違えると最初から作り直しです。

そうならないように “息抜き” も重要で『ギタレレ』(一般的なギターの5カポ迄を省いた高音程からのミニギター)などを弾いてます。

弾く曲は、やはり「Pカノン」(以後お名前をPとさせてください)が一番多いです。

耳コピの即興ではありますが、やはり感性に響く曲とあって日々飽きません。

そこが、人々に愛され「こころを打ち続けられる曲」の証だと信じています。

釣り場においては「Pカノン」の出だしを唱える「ハミングループ」をします♪♪

川のせせらぎにもあるとされる「1/fゆらぎ」に己を同化させるのが目的です。

この世は、ありとあらゆるものがゆらいでいる、生き物がながらえるのはゆらぎがあるから、そんな世界であるからこそ魚ともシンクロできるのでは?

釣り人が安らいでいれば、魚も安心してフライをくわえてくれる。

そのテンポリズムでキャステイングできる「間合い」が魚と対峙すべき距離ではないか?(立ち位置を決める一つの要素)などと “想像” をめぐらせながら釣りを “試しみ” ます。。

・・前置きが長くなりました

今回は、この「Pカノン」の「テンポリズム」を意識した『ソリッド竿』のことを “主題” とさせてください。

当方の開業当初は「ホロー(中空構造)」の竿も製作していましたが「ソリッド(肉抜きしない質量による復元速度の遅いもの)の“ゆったり振れる利点”」に想いが強まってからは消極的となりました。

これは、あくまでも「超高番手の長竿を除いての話」であって、ソリッドでゆったり振れるということは「Pカノン」のような「 ゆらぎに共鳴できる竿が作れるのでは!? 」との思考が積極的になったということです。

しっかり「ブレと持重りを取り除けば」ホロー竿のように「軽い!」しかも「やさしく振れる!」魚を驚かせ散らさないような「スローな投射」ができる。。

もちろんキャスティングの修練も必要ですが、やはり「「行き着く先はシンプル!」」言うまでもなく「ソリッド竿であれば強度面の心配もなく、製作効率も良い」ということなのです。

・・・なによりも

「竹」という素材を活かし「「竿が曲がって戻ってくる “ゆったりしたテンポリズム” の氣持ちよさ」」に心躍らせる魅力があるのです!!

・・・・最後に、まとめとして

とにかく、どんな構造であっても「 “バランス” 」に注力すること!!

◎それが『 “脈竿道” 』であり、ナカロッドのすべてです◎

 

今回は、こんな感じで、みなさまに「Q」を投げかけたかたちになったかもしれません。

「何を伝えたいのか?」よく噛み砕いてご理解いただけたら 幸い “嬉しい” です。

最後まで、お読みいただき感謝有難うございました。

 

歓喜共有 ナカロッド 中島広喜