「他社様竿」の修理について

《 「他社様竿」の修理について 》

2023年9月吉日

 

ナカロッドでは、他メーカー様のロッド修理は〈基本〉お断りをさせていただいております。

〈例外〉として『どうしても、ナカロッドのやり方で、なおして欲しい』と言われる場合は〈ご相談〉に応じさせていただきます。

〈但し〉『熱をあてての曲がり直し』や『中空構造』の修理などは(どのような「接着剤」が使われているか等がわかりませんので)お断りをさせていただきます。

 

ナカロッドでも可能な竿の曲がり直し方法

「節戻り」とかで局部的に立ち(張り上がり)が出て曲がっているような場合は「塗装をはがして」その膨れ上がった部分を「削り取る」ことにより竿の曲がりを緩められることがあります。

これが原因でスパインが転調していた場合は、この修正により「なめらかな振り感に落ち着いてくれる」可能性があります。

 

シンメトリーが生きてる竿について

曲がりが「前後だけ」で「左右の変形」が生じていない場合は、手を加えない方が良いです。

「日本刀」のように後ろに反っている場合は、シュート性も良く『当たり竿』なんてこともありますので、そのまま(見た目に惑わされず)お使いいただくのが最良だと考えられます。

(実際にナカロッドでも「弓や脊髄」等々の原理・法則を意識しています)

 

「利き手」による曲がりが付いた竿

オーナー様の振り癖により広範囲に曲がっているようでしたら、これも手を加えたりしないほうが良策と思います。たまには休ませてあげたり、反対の腕で振ってみるのも良いかと思います。

 

まとめ

とにもかくにも『バランス命』で《《ブレを目安》》に《修理》を、ご検討ください。

((◎バンブーロッドには、作り手の「想い」が詰まってますからね 。。。。。))

最後に「修理にかかる費用」は、その他社様竿の販売価格も考慮したうえで礼を失することなく、実際の使用パーツと実労時間等を加味して、ご提示させていただきます。

 

ナカロッド 中島広喜